光学センサー用のレンズには、感度を上げるために集光したり、検知領域を限定させるなどの役割があります。検知したい波長が紫外光、赤外光などの場合は特殊材料が必要な場合もあります。弊社ではお客様のご要望に基づき、高精度な光学シミュレーションで最適なレンズを設計いたします。
設計例: スポット火炎検知器 レンズ設計
紫外線センサーによる火炎検知の感度を上げるために集光レンズを配置。
検知範囲が狭くなる代わりに、感度が上がります。紫外線を透過させるために石英レンズを使用しています。
設計例: 赤外マトリクスセンサー レンズ設計
マトリクスセンサーの場合は、単に集光するだけでなく、結像も考慮したレンズ設計が必要となります。赤外線を透過させるためにSiレンズを使用しています。
設計例: 赤外線ガスセンサー光学系の設計
ガスが赤外線を吸収することによる透過率の低下でガス濃度を検知します。検知距離を長くするほどS/N比が良くなりますが、小型化の要請とバランスを取る必要があります。また、低コストでコンパクトな光学系を構成するために、レンズの代わりに曲面ミラーを使用します。
弊社ではガスによる赤外線の吸収率や、反射面のコート材料による反射率などを考慮した光学シミュレーションを行い、ガスセンサー用光学系を設計いたします。