紫外線硬化樹脂をレーザーで硬化させて、3Dデータどおりの形状を製作する「光造形」の技術は以前からありますが、それを極小サイズでしかも高速にできるという研究です。従来の光造形の精度は0.1ミリ程度で、製作に数時間掛かりますが、この研究では数ミクロンの精度のものが数分で製作できています。小さいから樹脂を硬化させるのに必要なエネルギーが少なくてすむので、早くできるのでしょう。
世界最速の極小3Dプリンター (WIRED)
蛍光色素の入ったシャボン玉液です。蛍光シャボン玉なのでブラックライトで紫外線を当てると光るだけですが、ちょっと面白いですね。ブラックライトは普通の蛍光灯から可視光をカットしたものです。
ブラックライトで光るシャボン玉がクール! (GIZMODO)
紫外線吸収剤の吸収波長や吸収量を分子設計によって制御する技術が開発されたそうです。紫外線は物質を劣化させたり、照明光が青くなりすぎたりと色々な害があるので、吸収剤の用途も色々あるのでしょう。
富士フイルム、UVの吸収制御する技術実用化-波長・量、分子設計変更で実現 (日刊工業新聞)
半導体や液晶の製造工程で、照射する紫外線の照度を管理するための紫外線照度計です。厚さが4.9ミリしかないので、フィルム製造装置で製作中のフィルムに載せて装置内部の照度を測るといった使い方ができるそうです。
USHIO 世界最薄の紫外線薄型照度計「UIT-θ365」の販売を開始
石英ガラスに比べて低温で加工できる紫外線透過ガラスが開発されました。石英ガラスの軟化点が1700℃であるのに対して、700℃で加工できるそうです。紫外線照射器などのレンズを設計する場合に高価な石英ガラスを使わずにすむようになるのでしょうか。
オーエムジー、低温で成形加工できる紫外線透過ガラス開発 (日刊工業新聞)