緑の半導体レーザーは赤や青に比べるとサイズや出力に課題が残っていましたが、赤や青と同レベルのものが実用化されました。これで小型のレーザー・プロジェクターが作りやすくなりそうです。
壁に虹のような5色の光を投影するオモチャです。5色のLEDの光線を凸面鏡に反射させて円弧状にしているようです。虹を何色と捉えるかは民族的な差異があるらしいので5色なのは良いとして、本物の虹と違って色が混じったところが白っぽくなると思われます。やはり屈折による分光で虹らしくしてもらいたいところです。
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緑の半導体レーザーは赤や青に比べるとサイズや出力に課題が残っていましたが、赤や青と同レベルのものが実用化されました。これで小型のレーザー・プロジェクターが作りやすくなりそうです。
壁に虹のような5色の光を投影するオモチャです。5色のLEDの光線を凸面鏡に反射させて円弧状にしているようです。虹を何色と捉えるかは民族的な差異があるらしいので5色なのは良いとして、本物の虹と違って色が混じったところが白っぽくなると思われます。やはり屈折による分光で虹らしくしてもらいたいところです。
ユスリカが蛍光管のブラックライトと白、青、赤、緑、紫外線のLEDにどれだけ集まるかを調べたところ、蛍光管よりLEDに集まる数の方が少なかったそうです。LEDは配光角が狭いのでユスリカから見つかりにくいようです。虫が集まって欲しくない照明用途にはLED、虫を集めたい場合は蛍光管が適しているわけですね。
普通のデジカメの撮像素子には赤外カットフィルタが付いていて、天体撮影で重要なHα輝線という波長656nmの赤い光もカットされてしまいます。このカメラは赤外カットフィルタの特性を変更して、Hα輝線が通りやすくなっています。
Hα輝線とは、星の原材料である水素原子が出す光のスペクトルのうち、可視光領域で一番波長の長いものです。
紫外線吸収剤の吸収波長や吸収量を分子設計によって制御する技術が開発されたそうです。紫外線は物質を劣化させたり、照明光が青くなりすぎたりと色々な害があるので、吸収剤の用途も色々あるのでしょう。
化粧の仕上がりを調べるために、肌表面の凹凸と内部からの分光反射率を測定する装置が開発されたそうです。可視光による光断層撮影という技術のようです。美容の分野にはいろいろな光学技術が利用されていますね。
正常な肌とシミの分光反射率を比較すると、シミの方が全体的に反射率が下がって暗くなりますが、黄色の反射率は下がり方が少ない、つまりシミは正常な肌に比べて黄色っぽいそうです。そこで、黄色の反射を抑制するパウダーを開発したそうです。写真フィルムの製造技術を活かして化粧品に参入したフジフイルムが、光学の技術も化粧品の開発に応用したのですね。
虹と色の順序が逆の副虹はたまに見ることができますが、3次、4次の虹もあるんですね。光学設計的に考えると、雨粒というレンズに太陽光が出入りするときに色が分かれ、雨粒の内面で光が反射するたびに色の順序が逆転します。普通の虹が太陽を背にした方向に見えるのに対して、3次虹、4次虹は太陽側に見えるそうです。逆光なので写真に撮るのは難しい条件ですが、ちゃんと写っていますね。