太陽光の波長ごとに最適化した3つの光吸収層を重ねた太陽電池セルで変換効率43.5%を達成したとのこと。太陽光を集めるフレネルレンズを設計してみると、非球面にすることで球面収差は無くせますが、色収差は残るので波長ごとのフォーカスがずれてしまいます。3層の積層によってその色収差にも対応しているのでしょう。
透明パイプの中に太陽光発電パネルと熱吸収装置を収めたものです。熱吸収装置によって発電パネルが過熱するのを防いで発電効率を上げるのと同時に、熱エネルギーも有効利用するそうです。透明パイプを水で満たして円筒型の集光レンズになるのかと思いましたが、そうでもなさそうで、熱伝導のしくみは不明です。