コンタクトレンズにLEDを仕込んだディスプレイです。1ピクセルの試作品を製作し、ウサギの眼に入れたとのこと。LED表示を網膜に投影するプロジェクタとして光学設計を考えてみると、LEDの光を網膜の1点に収束させるのがなかなか難しそうです。これを着けられたウサギはLEDの点が見えるのではなく、全体に眩しいだけでなのはないでしょうか。

目に装着するコンタクトレンズ型ディスプレイ、欧米の研究者が開発 (ねとらぼ)

カーボンナノチューブを触媒として、水に太陽光を照射して水素が発生させる研究です。効率30%というのが何に対する何の率なのかは分かりませんが、実用レベルに近づいたのでしょうか。太陽エネルギーの利用法が広がると良いですね。

岡山大学 独自開発のカーボンナノチューブ光触媒を用いた可視光による水の光分解で世界最高の水素発生効率を達成

景色をミニチュア化するチルト撮影専用カメラ

28. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

特殊なレンズを使って、レンズを傾けて景色を撮影すると、ピントの合う範囲が狭くなってジオラマ模型を写したように見えますが、そのチルト撮影を楽しむためのカメラが発売されました。レンズが斜めに固定されていて通常の撮影はできない割り切った製品です。高価な交換レンズと一眼レフを買わなくてもチルト撮影ができるわけですね。

撮るだけでどんな世界も“ミニチュア化”「NeinGrenze 5000T」 (日経トレンディネット)

シミの分光反射率に配慮した化粧品

27. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

正常な肌とシミの分光反射率を比較すると、シミの方が全体的に反射率が下がって暗くなりますが、黄色の反射率は下がり方が少ない、つまりシミは正常な肌に比べて黄色っぽいそうです。そこで、黄色の反射を抑制するパウダーを開発したそうです。写真フィルムの製造技術を活かして化粧品に参入したフジフイルムが、光学の技術も化粧品の開発に応用したのですね。

フジフイルム 「シミ」と「正常な肌」の色と光反射を解析し、シミを自然にしっかりとカバーする技術を確立

バイキングの「太陽の石」の正体

26. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

バイキングが天気の悪いときに太陽の方向を知るために使った「太陽の石」の正体は方解石で、その使い方が判ったという話です。空の光は太陽からの方向によって偏光の向きが変わるので、方解石の複屈折を利用して空の偏光具合を調べると、偏光のバランスが取れた方向に太陽があると判ります。これは偏光を感知できるハチが曇りの日に太陽の方向を知るのと全く同じ原理です。

バイキングの“太陽の石”、正体解明か (ナショナルジオグラフィック ニュース)

何もない空中に3D映像を表示

25. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

レーザーを集光して空気中の酸素・窒素をプラズマ発光させることで、空中に立体像を形成する技術です。映画「スターウォーズ」でR2D2が空中にビデオメッセージを表示していたのが実現したわけですね。

驚異の日本テクノロジー―Aerial 3Dは何もない空中に3D動画を投影 (TechCrunch)

油漏れをレーザーで検出

24. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

電気設備の油漏れをレーザーで検出する装置です。絶縁油やタービン油に青紫色レーザーを当てると弱い蛍光が出るので、それを検出するそうです。ピンポイントで検出するだけなのか、それとも広範囲をスキャンするのでしょうか。

電制 非接触式油センサー S-LIO 1

配光が変えられるLED照明

23. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

光源とレンズの距離を変えることで、配光角を10°から30°まで可変にしたLEDスポットライトが発売されます。光源と単レンズの距離を変えるだけの単純な光学設計ですが、LEDライトとしては国内業界初だそうです。

パナソニック電工 可変配光LEDスポットライト

高速で移動する物体を追跡して撮影できる装置

22. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

高速で目の前を横切る物体を撮影する装置の研究です。移動物体を撮影するには、レンズの向きを素早く変えなくてはなりませんが、重いカメラを素早く方向転換するのは大変なので、レンズの前にあるミラーだけを回転させるというアイデアですね。それでも普通の光学系ではレンズの前のミラーが大きくなってしまうので、レンズを小さくできる特殊な光学設計が必要です。

東大、音速移動体を撮影できる高精細撮像装置 (日刊工業新聞)

生体内機器にレーザーで電力供給

21. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

生体内に埋め込んだ機器に近赤外レーザーで遠隔的に電力供給する話です。光によってよって発熱するカーボンナノチューブと、熱によって発電する熱電変換素子を組み合わせて、光熱発電素子を開発したそうです。近赤外光が皮膚を透過して体内の熱電変換素子に到達するわけですね。

生体内で発電できる光熱発電素子 (産総研)

3次虹、4次虹

20. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

虹と色の順序が逆の副虹はたまに見ることができますが、3次、4次の虹もあるんですね。光学設計的に考えると、雨粒というレンズに太陽光が出入りするときに色が分かれ、雨粒の内面で光が反射するたびに色の順序が逆転します。普通の虹が太陽を背にした方向に見えるのに対して、3次虹、4次虹は太陽側に見えるそうです。逆光なので写真に撮るのは難しい条件ですが、ちゃんと写っていますね。

初の撮影成功、4次虹の条件解明 (ナショナルジオグラフィック ニュース)

iPadで擬似3D表示するアイデア

18. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

これは面白い。円柱鏡に写すと正しく見える画像をiPadに表示して、円柱鏡の動きに連動して画像を変化させています。大層な3Dディスプレイの製品や研究は色々ありますが、これは装置が圧倒的にシンプルで製作も簡単なうえにインタラクティブ。考えた大学生の発想が素晴らしいですね。

iPadを擬似的に3D拡張する技術を日本の女子大生が開発中! (GIZMODO)

鳥類の視覚

17. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

トリの眼は人間と大小の差があるだけかと思ったら、ピント調節機能が全然違うんですね。ヒトの場合は水晶体だけが可変レンズとして働きますが、トリは角膜も可変レンズになっているようです。空を飛ぶトリは、陸上動物より遠くから近くまで広範囲にピントを合わせる必要があるのでしょうか。

「鷹の目」は実は凄くない、本当かウソか (Gigazine)

低温で成形加工できる紫外線透過ガラス

16. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

石英ガラスに比べて低温で加工できる紫外線透過ガラスが開発されました。石英ガラスの軟化点が1700℃であるのに対して、700℃で加工できるそうです。紫外線照射器などのレンズを設計する場合に高価な石英ガラスを使わずにすむようになるのでしょうか。

オーエムジー、低温で成形加工できる紫外線透過ガラス開発 (日刊工業新聞)

超短焦点プロジェクタ

14. 11月 2011 · 光学レンズ設計製作

本体からスクリーンまで11.7センチで48型を投影できるプロジェクタ。光学設計としては、凹面の自由曲面ミラーを使っているのが特徴です。ここまで近いと、投影方向に対する投影面の角度も非常に大きいですね。スクリーンが少し傾いただけで像が台形に歪むはずですが、ちゃんと自動補正機能が付いているようです。

リコー 超至近投写を実現する自由曲面ミラーと屈曲光学技術